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大円筋の効果的な筋トレとは?自宅とジムで背中を鍛えるトレーニング方法を徹底解説

大円筋の効果的な筋トレとは?自宅とジムで背中を鍛えるトレーニング方法を徹底解説

大円筋(だいえんきん)は、肩甲骨の下から上腕骨につながる背中の筋肉です。広背筋の近くに位置し、腕を後ろへ引く動きや肩の安定に関わっています。背中の中では比較的小さく、しかしその分狙って鍛えることで背中の立体感を作ることができるため、トレーニングにおすすめです。 

今回はジムと自宅で行える、大円筋を鍛えるのに効果的な筋トレを、フォームや重量、セット数など含め、解説します。

大円筋を鍛えるメリットと体の変化

大円筋のイラスト

大円筋の筋トレによって得られる変化は見た目だけにとどまりません。以下の3点は、初心者でも体感しやすいメリットです。

  • 逆三角形のラインをつくる
    • 肩まわりが広がり、引き締まった印象に。
  • 背中全体を効率よく鍛えられる
    • 大円筋は広背筋と連動して動くため、相乗効果が期待できます。
  • 姿勢改善にも効果的
    • 肩が開きやすくなり、自然と胸が張れるように。猫背が気になる方にもおすすめです。

大円筋トレーニングの効果を最大化させるには?

鍛えられた大円筋

トレーニング効果を最大限にするには、フォームや頻度にも注意が必要です。

  • ゆっくりとした動作で効かせる
    • 特にバーベルやダンベルを下ろすときの「ネガティブ動作」をゆっくりと行いましょう。
  • 週2〜3回がベスト
    • 休息を取りながら継続することで、筋肉が育ちやすくなります。また、違和感や痛みが出た場合は無理せず、休むことも重要です。
  • 正しいフォームを最優先
    • 動作が雑になると、ターゲットの筋肉に効かなくなるため注意が必要です。ここからは、ジムと自宅でおすすめの大円筋トレーニングをフォームのポイントに触れながら解説します。

ジムで行う大円筋の筋トレ|マシン・バーベルで本格トレーニング

ジムで大円筋を鍛える人

ジムの環境を活かすと、大円筋にしっかりと負荷をかけやすくなります。おすすめ度とともに、4種目をご紹介します。

    チンニング(懸垂)|体重で大円筋を鍛える定番種目

    おすすめ度★5。体重を使って行う、もっとも効果的な背中トレのひとつです。広背筋と大円筋を同時に鍛えられます。

    フォームのポイント:

    肩をすくめず、胸を張った姿勢で行いましょう。背中が丸まらないように足を軽くクロスして固定すると安定します。

    背中で引くコツ:

    ポイントは、腕を引くのではなく、「肩甲骨を真下に引き下げる」ように意識すること。この意識で大円筋がしっかり動きます。

    重量やセットの目安:

    補助付きなら10回前後×2〜3セット。バンドを使えば初心者でも取り組めます。

     

    ラットプルダウン|背中全体に効くトレーニングマシン

    マシンを使って背中を引く基本トレーニングです。安定感がありフォームが整えやすいため、初心者にも向いています。おすすめ度★4。

    フォームのポイント:

    バーはあごの高さをめどに胸へ引き、肩をすくめず肩甲骨をしっかり寄せるのがポイントです。

    重量やセットの目安:

    体重の40〜50%程度から始め、10〜12回×3セットを目安に。

     

    バーベルプルオーバー|広背筋・大円筋を同時に刺激

    大円筋の「伸び」を感じやすいストレッチ系の種目です。ベンチに仰向けになり、バーベルを頭の後ろに下ろして戻す動作を繰り返します。しっかり効かせるには慣れが必要なのでおすすめ度は★3。

    フォームのポイント:

    肘の角度を固定し、背中のストレッチ感を感じながら動作します。腰が反らないように腹部に軽く力を入れましょう。

    目安:

    10〜20kgで8〜10回×2〜3セット。

     

    ベントオーバーローイング|引きつける動作で背中を厚くする

    前傾姿勢でバーベルを引き上げる種目。広背筋と大円筋を同時にバランスよく鍛えられるためおすすめ度は★4。

    フォームの注意点:

    腰を丸めず、頭から腰まで一直線の姿勢をキープしましょう。バーはおへそめがけて引きつけると、大円筋が働きやすくなります。

    目安:

    20kg前後で10〜12回×2〜3セットが標準です。

     

    自宅でできる大円筋トレーニング3選

    ダンベルで大円筋を鍛える人

    器具がジムより少ない自宅でも、大円筋はしっかり鍛えられます。ここでは、簡単に始められて効果のある3種目をご紹介します。

       

      ダンベルプルオーバー|背中と胸の境界に効かせる

      背中と胸の境目に効くトレーニング。大円筋の「伸展」を感じやすく、おすすめ度は★4。

      準備:

      ダンベルは1個だけ使用します。片側の円盤(プレート)を両手で包み込むように持ち、ベンチに仰向けでスタート。胸の上でダンベルを構え、頭の後ろに弧を描くように下ろしていきます。

      フォームのポイント:

      肘は軽く曲げたまま固定。腰が反りすぎないよう、腹筋に軽く力を入れましょう。

      目安:

      5〜8kgで10〜12回×2〜3セット。

       

      リバースフライ|肩甲骨を意識したダンベルトレーニング

      肩甲骨を寄せながら腕を開く動作で、大円筋〜僧帽筋を鍛えます。ピンポイントに大円筋を鍛えられるが、姿勢が難しいためおすすめ度は★3。

      姿勢:

      インクラインベンチを45〜60度にセットし、胸をベンチにもたれた状態で行うのがおすすめ。姿勢が安定し、背中への意識が高まります。

      フォームの注意点:

      肘はやや曲げた状態をキープし、反動を使わずに動かします。

      目安:

      2〜4kgの軽いダンベルで10回×3セット。


      ワンハンドローイング|大円筋をピンポイントで鍛える

      姿勢が安定しやすく、大円筋にしっかり効く定番種目です。おすすめ度は★5。

      姿勢:

      ベンチに片膝と片手を乗せて前傾姿勢をとり、反対の手でダンベルを引き上げます。

      フォームの注意点:

      背中をまっすぐに保ち、肘を脇に沿わせて真後ろに引くイメージを持ちましょう。腕ではなく、背中(肩甲骨)で引く意識を忘れずに。

      目安:

      5〜10kgで左右10〜12回×2〜3セット。

       

       

      おすすめ自宅トレ器具でトレーニング効率UP

      ベンチで背中を鍛える男性

      ここまでご紹介したように、大円筋は自宅でも十分に鍛えられる筋肉です。ただし、限られた動きや負荷だけでは、効果が頭打ちになることも。「ジムに行く時間がない」「移動せずに続けたい」という方ほど、自宅に適した器具を揃えることでトレーニングの幅と効率が大きく変わってきます。

      そんなときに役立つのが、次のような家庭用トレーニング器具です。まずはダンベル+ベンチのセットから始めるのが、初心者にはおすすめです。

      • 可変式ダンベル
        • 重量を瞬時に切り替えられるので、種目ごとの負荷調整がスムーズ。スペースも取りません。
      • インクラインベンチ
        • 角度を変えられることで、リバースフライやプルオーバーのフォームが安定します。胸や肩のトレーニングにも応用可能。
      • パワーラック
        • 懸垂や本格的なバーベル種目も自宅でこなせるようになり、自分だけの「ホームジム」を作れます。

       

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