ケーブルローイングとは?背中を効果的に鍛える種目や注意点をわかりやすく解説

ケーブルローイングとは?背中を効果的に鍛える種目や注意点をわかりやすく解説

ケーブルローイングは、特に背中の筋肉をターゲットにしたトレーニング種目であり、筋肉の強化と全体的な体型の改善に効果的です。ケーブルローイングに興味があっても、次のような疑問や悩みを抱えている方もいるでしょう。

  • ケーブルローイングのメリットは?
  • ケーブルローイングの正しい使い方は?
  • ケーブルローイングで背中の筋肉を強化できる?

本記事では、ケーブルローイングを使用して背中の筋肉を効果的に鍛える方法、注意点、アタッチメントの種類をわかりやすく解説します。ケーブルローイングで背中を鍛え、理想の体を目指しましょう。

ケーブルローイングとは?

ケーブルローイングとは?

ケーブルローイングは、効率的に背中の筋肉を鍛えるトレーニングです。主に広背筋や僧帽筋といった背筋群をターゲットにし、たくましい背中を目指せるうえ姿勢改善にも効果的です。

ケーブルマシンを使用することで、安定した動きを実現し、筋肉に均一な負荷を与えられます。グリップのアタッチメントも種類が豊富なので、目的に応じて選択すると良いでしょう。

ケーブルローイングは、正しい使い方とフォームを意識しながら行うのが重要です。

そもそもケーブルマシンとは

そもそもケーブルマシンとは

ケーブルマシンは、ケーブルを引いて筋肉に直接的な負荷を与え、さまざまな種類のトレーニングを可能にするフィットネス機器です。従来の固定式トレーニングマシンと比較して、ケーブルマシンは動きの自由度が高いのが特徴です。

ケーブルの動きによって、あらゆる角度や方向から筋肉を鍛えられるため、上半身から下半身まで、体のさまざまな部位を効果的にトレーニングできます。ダンベルやバーベルといったフリーウェイトに近い自然な動きで効果的にトレーニングできます。

ケーブルローイングのメリット

ケーブルローイングのメリット

ケーブルマシンを使ったトレーニングでは軌道が固定されないため、一定の負荷をかけ続けられます。ケーブルローイングのメリットは次の6つです。

  1. 背中をピンポイントで鍛えられる
  2. 筋肉への負荷を一定に保てる
  3. 自由度が高いので扱える種目が多い
  4. 重量を調整しやすい
  5. 姿勢改善に適している
  6. アタッチメントを変えてバリエーションを増やせる

それぞれのメリットを詳しく解説します。

メリットその1:背中をピンポイントで鍛えられる

ケーブルローイングは、一般的なローイングマシンと比べて、背中の特定の筋肉をピンポイントで鍛えられます。背中は広背筋、僧帽筋、大円筋など複数の筋肉で構成されており、鍛えるポイントによって適切なトレーニングが必要です。広背筋は特に大きく、腰から肩にかけて広がる筋肉で、広背筋の下部と上部どちらをターゲットにするかによってトレーニングも変わるでしょう。

ケーブルローイングでは、固定されていない軌道を利用して異なる角度から引くことにより、背中の広範囲にわたる細かい筋肉群まで集中的に鍛えられます。アタッチメントを変更すると、異なる部位を鍛えるトレーニングが可能です。

メリットその2:筋肉への負荷を一定に保てる

ケーブルマシンを使用すると、筋肉への負荷を一定に保ち続けられます。ダンベルやバーベルなどのフリーウェイトでは、運動の可動域内で負荷が一時的に抜けるポジションが存在します。一方、ケーブルマシンはケーブルの張力が常に保たれるため、筋肉に連続的に負荷がかかるのです。負荷を一定に保つことによって、効率的に筋肉を刺激し、より効果的な筋力アップが期待できます。

メリットその3:自由度が高いので扱える種目が多い

ケーブルマシンは軌道の自由度が高く、可動範囲が広いため、さまざまなトレーニング種目を扱えます。ケーブルローイングにおいても、アタッチメントの種類やグリップの握り方を変えることで、鍛える筋肉の部位を選択できるでしょう。

さまざまな角度や高さからケーブルを引くことで、細かい筋肉群まで効率的に鍛えられます。個々の体型やトレーニング目的に合わせたカスタマイズが可能となり、一人ひとりのニーズに応じた効果的なエクササイズを実現できます。

メリットその4:重量を調整しやすい

ケーブルマシンは、重量を調整しやすいというメリットがあります。ダンベルやバーベルは異なる重さの器具を用意する必要がありますが、ケーブルマシンはピンを挿し替えるだけで瞬時に負荷を変更できます。トレーニング中にもスムーズに重量を調整し、効率的かつ連続的なエクササイズを行うことが可能です。トレーニングの進捗や運動の種類に応じて、簡単に重量を調整できるため、トレーニングの質が向上します。

メリットその5:姿勢改善に適している

ケーブルローイングは、姿勢改善に特に適しているトレーニングです。なぜなら、背中の筋肉は良い姿勢を保つための重要な部位だからです。姿勢改善といっても、猫背、反り腰、巻き肩など個人差もあり、アプローチ方法や鍛える部位も異なります。ケーブルローイングは背中の筋肉を細分化して鍛えられます。自身の目的に応じたトレーニング方法を選択し、正しいフォームで狙った筋肉を効果的に鍛えると良いでしょう。

メリットその6:アタッチメントを変えてバリエーションを増やせる

ケーブルローイングでは、アタッチメントを変更するとトレーニングのバリエーションを広げられます。背中を鍛えるトレーニングでも、異なるアタッチメントを使用することにより、背中のどの筋肉を鍛えるのかまで細かく設定できます。

自宅やジムでアタッチメントを自分で用意することも可能です。個人の目的に応じた適切なトレーニングを実現しましょう。ただし、ジムでアタッチメントを変える場合は、ジムの許可が必要な場合もありますので、状況に応じて確認すると良いでしょう。

パワーラックなどにラットプルダウン&ローロウアタッチメントを取り付けることで、さまざまなケーブルエクササイズが可能になります。1台で多様なトレーニングが可能なので、スペースも有効に使えます。詳しくは、以下のリンクをチェックしてください。

>>プレートロードラット&ローロウ|ウチノジム

>>セレクタライズドラット&ローロウ|ウチノジム

ケーブルローイングの注意点

ケーブルローイングの注意点

ケーブルローイングの効果を高めるためには、次の4つの注意点を意識しましょう。

  1. 適切な頻度で行う
  2. 適切な負荷・回数・セット数で行う
  3. 正しいフォームで行う
  4. 必要な栄養を補給する

それぞれの注意点を詳しく解説します。

注意点その1:適切な頻度で行う

ケーブルマシンを用いたトレーニングは、適切な頻度で行うのが重要です。一般的に、筋力を高めたい場合、週に2~3回のトレーニングが効果的です。「超回復」と呼ばれる原理では、トレーニングによって生じた微細な損傷が修復され、筋肉が強化されます。適切な回復時間として、一般的に48~72時間が必要ですので、週に2~3回のトレーニングが理想的とされています。

トレーニングの頻度を高めて早く結果を得たい方は、異なる部位をローテーションして鍛え、超回復を利用しながら効果的にトレーニングを行うと良いでしょう。

注意点その2:適切な負荷・回数・セット数で行う

ケーブルマシンを使用する際には、適切な設定が重要です。トレーニングは、筋肥大、通常のトレーニング、引き締め・ダイエットなど、目的や目標に応じた重量・回数・セット数を選ぶのが効果的です。

一般的に、目的に応じて以下の重量で行うと良いでしょう。

  • 筋肥大を目指す場合は10回前後で限界がくる重量
  • 通常の体力維持・向上を目指す場合は15回前後で限界がくる重量
  • ダイエットや引き締めを目的とする場合は20回前後で限界がくる重量

筋肥大を目的とする場合は、10回3~5セットを推奨します。10回3セットを安定してできるようになれば、次のおもりに挑戦しても良いでしょう。必ずしも回数にこだわらず、所定の回数にいかなくてもしっかり筋肉に効かせることが大事です。

注意点その3:正しいフォームで行う

正しいフォームでトレーニングを行うことは、筋トレの効果を最大化し、ケガのリスクを減らすために重要です。ケーブルマシンを使用する際には、特に姿勢と動作の正確さが求められます。適切なフォームを守ると、目的の部位にしっかりと負荷をかけられて、より効率的な筋肉の成長と強化が期待できます。

ケーブルローイングを行う際には、背筋を伸ばし、肩甲骨をしっかりと寄せることが重要です。トレーニング中には効いている筋肉を意識することで、さらにトレーニングの質を高められます。

注意点その4:必要な栄養を補給する

筋トレ中の栄養補給は、効果的なトレーニングと筋肉回復に不可欠です。特に、タンパク質は筋肉成長の基本となる栄養素であり、トレーニング効果を最大限に引き出すためには、十分な量を確保するのが重要です。食事だけでの摂取が難しい場合、プロテインシェイクなどを利用すると手軽にタンパク質を補給できます。

タンパク質のほかに、糖質もエネルギー源として重要で、トレーニング中のパフォーマンス維持に影響します。最適な栄養補給は、トレーニングの成果を左右し、長期的な健康維持にも影響するため、日々の食事計画において意識するべきポイントです。

ケーブルローイングの基本的なやり方

ケーブルローイングの基本的なやり方

ケーブルローイングは、正しいフォームを保つことで、トレーニングの効果を最大限に引き出せます。

ケーブルローイングの基本的なやり方は次の通りです。

  1. シートに座って足を所定の位置に置く
  2. 腕を伸ばしてグリップを握る
  3. 背筋を伸ばしてグリップをお腹に引き寄せる
  4. 背筋群に負荷をかけながらゆっくりとグリップを元の位置に戻す
  5. 3〜4を繰り返す
  6. グリップを離す

また、ケーブルローイングは次のポイントを意識して行いましょう。

  • グリップを指先に引っかけるのではなく、しっかり握る
  • 腰が反り過ぎないよう注意し、常に軽く前傾姿勢を保つ
  • 肩が上がり過ぎないようにし、肩甲骨を意識的に動かすことで背中への効果を高める
  • グリップを戻す時も背中に負荷をかけ続けることを意識する
  • 引き寄せる動作に合わせて息を吐き、戻す時に息を吸うようにする

アタッチメントの種類

アタッチメントの種類

ケーブルローイングはアタッチメントの種類によって、狙った筋肉をピンポイントで鍛えられます。アタッチメントの種類として、次の4つを紹介します。

  1. ストレートバー
  2. オープンロウ
  3. トライアングルロウ
  4. ロープ

それぞれ詳しく解説します。

種類その1:ストレートバー

ストレートバーを使用したケーブルローイングは、握り幅や持ち方によって異なる筋肉群に効果的にアプローチできます。主に、ナロー・ワイド・リバースの3種類の持ち方があり、それぞれ特有の筋肉をターゲットにします。

ナローグリップ

手の甲を天井に向けて、肩幅より少し狭い幅でグリップを握ります。主に僧帽筋に高い負荷を加えられます。背筋を真っ直ぐに保ちつつ、ケーブルをお腹まで引き寄せ、ゆっくりと戻すのがポイントです。

ワイドグリップ

手の甲を天井に向けて、肩幅よりも広くグリップを握ります。広背筋の側部により効果的に作用します。肩甲骨をしっかり寄せることで大円筋や三角筋後部など上背部への効果を高められます。

リバースグリップ(逆手持ち)

握り幅を狭め、手の平が上を向くように持つことで、広背筋の下部に集中的に負荷をかけられます。指先に引っかけるのではなく、しっかり握るのがポイントです。

>>20" ストレートバー|ウチノジム

種類その2:オープンロウ

オープンロウは、広背筋を中心に上半身後部の筋群を効果的に鍛えるアタッチメントです。背中の筋肉に多角的にアプローチし、筋力と筋肉の成長を促します。広背筋のほかにも僧帽筋や菱形筋などの背中の筋肉群に対して効果的で、正しいフォームで行うのが重要です。

REP Fitnessのオープンロウは、高品質で耐久性の高いハードクロムで作られ、手に優しい浅いローレット加工が施されています。重量は3.4kgと軽量で、持ち運びや保管が容易です。詳しくは次のリンクをチェックしてみてください。

>>オープンロウ|ウチノジム

種類その3:トライアングルロウ

トライアングルロウは、他のグリップと比べて、広背筋に最適な負荷をかけられます。グリップの幅が狭いので、広背筋に直接刺激を与え、広背筋を集中的に鍛えるトレーニングが期待できます。

REP Fitnessのトライアングルロウは、人間工学に基づいたグリップ設計を採用し、快適性と安全性に優れたアイテムです。軽量で持ち運びやすい2.1kgのアタッチメントは、浅いローレット加工が施され、手に優しい使用感を実現しています。詳しくは次のリンクを確認してください。

>>トライアングルロウ|ウチノジム

種類その4:ロープ

ロープアタッチメントは、背中の筋肉を全体的に鍛えるために有効なツールです。親指が下を向くようにロープを握り、小指を強調することで、肩甲骨の動きを活発化させ、より多くの筋肉群にアプローチできます。

REP Fitnessのトライセップロープは、プラスチックのエンドキャップが付いているため、トレーニング中のグリップが安定します。素材は光沢のある黒いナイロン製で、耐久性が優れています。約86cmの長さで、重量はわずか1kg未満の超軽量設計です。詳しくは次のリンクをチェックしてください。

>>トライセップロープ|ウチノジム

ケーブルローイングで効果的に背中を鍛えよう

ケーブルローイングは、背中の筋肉を集中的に強化し、見た目の改善とパフォーマンスの向上につながります。正しいフォームで行い、適切なアタッチメントを使用することで、効果的に筋肉へアプローチできます。本記事では、ケーブルローイングのメリット、効果的なトレーニング方法、アタッチメントの種類を詳しく解説しました。ケーブルローイングで効率的な背中のトレーニングを行い、理想の背中を目指しましょう。

ウチノジムではさまざまなホームジム用器具を用意しています。自宅でのトレーニング環境を整え、効果的なトレーニングをしたい方は、下記リンクから気になる器具を検索してみてください。

>>ウチノジム公式ウェブサイト

関連する記事

ログイン

パスワードをお忘れですか?

まだアカウントをお持ちではありませんか?
アカウントを作成する